【国重文・三浦義明坐像修復】鎌倉武士の原点、850年の継承を今こそ未来へ。三浦一族の誇りを繋ぐ

このプロジェクトは2025/10/15に終了いたしました。温かいご支援、ありがとうございました。
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国重文・三浦大介義明公の坐像が約180年ぶりに修復の時を迎え、さらに5年後(2030年)には没後850年という節目を迎えます。加えて、「鎌倉殿の13人」で満昌寺が一部紹介されたことを契機に、全国各地に散らばる三浦氏の末裔の方々が再びこの地を訪れてくださるようになりました。このような背景のもと、坐像の修復、そして850年遠諱法要をしっかりと執り行い、義明公のご生涯やご功績をより多くの方々に知っていただく為にもあたたかいご支援をお願いしたいと考えています。
    • 【国重文・三浦義明坐像修復】鎌倉武士の原点、850年の継承を今こそ未来へ。三浦一族の誇りを繋ぐ

    • 満昌寺の由縁 - 源頼朝の旗揚げを支えた三浦大介義明

    • 満昌寺は、1194年(建久5年)、源頼朝によって建立された寺院です。鎌倉幕府の礎を築いた老将・三浦大介義明(よしあき)の菩提を弔うために創建され、義明を開基としています。
      義明は、平安時代末期に三浦家の棟梁、三浦義継の子として1092年に生まれました。若い頃は、玉藻前という美女に化けた「九尾の狐」の討伐を、千葉介常胤、上総介広常と共に行なったという伝説もあり、弓矢の名手として名を馳せました。
      そして、義明も齢80を超え晩年に差し掛かった治承4年(1180)、後の大将軍:源頼朝が平家討伐のため挙兵した際には源氏方として参戦。
      しかし同年8月27日、拠城:衣笠城において、平家方の攻撃を受け、戦況に利あらずとみた義明(この時89歳)は、「我は源氏累代の家人として、老齢にしてその貴種再興にめぐりあうことができた。今は老いた命を武衛(頼朝)に捧げ、子孫の手柄としたい。」と味方を諭し、息子:義澄らを闇夜に乗じて城から脱出させ、自らは翌早朝に討たれました。

      義明は衣笠の地にて89歳で「戦死」しました。
    • 逸話①:衣笠城と三浦氏

    • 実は平家方に攻められた時に家臣には衣笠城ではなく、より守備力が高い怒田城(ぬたじょう)に籠城する事を提案されたようです。しかし、義明は、衣笠城に籠城する事を決断しました。先代より一族の拠城でありその誇りを受け継ぐ衣笠の地を、自分の死に場所であると決断されたのではないでしょうか。
    • 逸話②:最後の地:腹切り松

    • 地元では、落城寸前に愛馬と共に城を脱出、しかし一本の松の下で愛馬が歩みを止めたところからそこが自身の死に場所だと悟りで切腹自害をしたという伝承もあります。今も「腹切り松公園」として児童公園の中に史跡があります。
    • 満昌寺は源平の合戦が収束し、鎌倉幕府が開かれた後に、義明の追善のために頼朝によって建てられました。その守護神として義明の坐像が境内の御霊神社に祀られています。

      そして、満昌寺に祀られている三浦義明坐像が、このたび約180年ぶりに修復される運びとなりました。さらに5年後 (2030年) には、義明公の没後850年という大きな節目を迎えます。

      2022年に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、満昌寺が一部紹介され、それを機に全国各地に散らばる三浦氏の末裔の方々が、あらためてこの地に足を運んでくださるようになりました。このような歴史への関心の高まりを背景に、私たちは義明公のご遺徳を今一度広く伝えるべく、坐像の修復のみならず、境内の整備や850年遠諱法要の準備を進めてまいります。

      このプロジェクトは、単なる保存活動にとどまらず、義明公の生涯と功績を次世代に伝える大切な機会と考えています。
      鎌倉武士の礎を築いた名将の姿を、より多くの方に知っていただくために――皆さまの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
    • 逸話③:そして子孫の手柄へ

    • 義明の息子である義澄は、鎌倉幕府の成立に際し、源頼朝への征夷大将軍の任命文書を朝廷からの勅使から受け取るという誠に名誉ある役目を務めました。その姿は「千万人の中に、義澄、この役に応じ面目絶妙なり」と評されました。まさに義明が望んだ「子孫の手柄」という結果となったと言えるのではないでしょうか。
    • 三浦義明坐像の修復が始まっています

    • 国指定重要文化財・三浦義明坐像が、5月末に約180年ぶりに修復のため京都・美術院国宝修理所へ出発されました。お戻りになられるのは来年の3月頃を予定しています。
      出発前日・当日には多くの三浦氏関係者様、檀信徒様、地域の皆様がお集まりくださいました。
      (前回修復作業が行われたのは記録によると江戸時代の1846年 (弘化3年) であります。)

      坐像の構造は寄木造、玉眼入りで、首、両手先および両足先は差込みになっています。
      ほぼ等身大の坐像であり、作者は不詳ではありますが、作風から鎌倉時代後期の造立と考えられております。
      ※義明を祀る御霊神社は、義明の孫である和田義盛によって建立されたと云われています。
    • 源頼朝公お手植えのツツジ

    • 本堂前には源頼朝公がお手植えされたと伝承されるツツジが植樹されています。
      このツツジの中に頭を入れると、「頭痛持ちが治る」「頭が良くなる」といった伝説もあります。
      ※満開の写真は5月末頃撮影
    • リターンについて

    • 御奉納いただいたリターンとしまして、奉加証明書から限定の御朱印(普段発行していない、三浦大介義明公を祀る御霊神社の御朱印)やお財布に入るカード型で限定の義明公のお守り、満昌寺の近隣の義明公ゆかりの地周遊(120分コース、お抹茶付き)、住職・副住職が修行した建長寺発祥のけんちん汁を中心に、実際に修行僧が食べている精進料理の振る舞いなど、各種様々な返礼品のプランをご用意しています。
    • 奉加証明書、お守り、限定御朱印(イメージ)

    • 満昌寺周辺の三浦一族ゆかりの地

    • 住職と副住職の案内で、満昌寺、そして満昌寺の近隣に多数ある三浦氏縁の地を歩いてご案内させていただきます(2時間程度)。 終了後は、お庭を見ながらお抹茶とお菓子を召し上がっていただき(椅子席の予定)、おくつろぎいただきます。
    • 抹茶とお庭

    • 奉加証明木札掲出

    • 三浦大介義明公をお祀りする御霊神社内に「奉加証明札」を設け、ご芳名を木札に記し、三浦義明坐像と共に大切にお守りさせていただきます。
    • 鎌倉:建長寺発祥のけんちん汁

    • 満昌寺は鎌倉:建長寺派の寺院です。建長寺が発祥であるけんちん汁を中心とした精進料理を建長寺で修行した副住職が料理し、召し上がっていただけます。
    • 850年遠諱法要への招待状

    • 2030年に予定しております、三浦大介義明公の850年遠諱法要にご招待させていただきます。
    • リターン一覧

    • 満昌寺の境内紹介動画

    • 満昌寺のリンク集 (最新情報は以下より)

    • 満昌寺HP
    • 満昌寺 Instagram
    • 満昌寺 X
  • 新着情報

    リターン発送いたしました。
    2025/11/14 12:37:00
    クラウドファンディングにて「リターンあり」をお選びいただいた皆さまへ。
    本日、満昌寺一同、心を込めて準備し、返礼品を発送いたしました。
    この度の温かいご支援に、改めて心より御礼申し上げます。
    「リターンなし」の皆様方も含めまして、皆さまからいただいたお気持ちは、私たちの大きな励みとなりました。

    なお、リターンで「お守り」をお選びくださいました方には、住職・副住職が宝物殿内にてご祈祷を行い、お納めしております。

    御朱印は、92歳の先代住職もともに筆を取り、一枚ずつ丁寧にしたためております。

    お受け取りのうえ、万が一不備等ございましたら、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。

    ※作業中の写真は以下よりご覧になれます。
    https://www.instagram.com/p/DRBX-lnEsNQ/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

    クラウドファンディングが終了いたしました。
    2025/10/16 14:29:54
    朝日新聞社クラウドファンディング「A-Portみらい」にて実施いたしました、【国重文・三浦義明坐像修復】
    “鎌倉武士の原点、850年の継承を今こそ未来へ。三浦一族の誇りを繋ぐプロジェクト”は、
    10月15日をもって終了いたしました。

    全国から寄せられた数々の温かいご支援、そして励ましのお言葉に、満昌寺一同、心より深く感謝申し上げます。

    この取り組みを通して、私たちは多くの学びとこれまで出会うことのなかったご縁をいただきました。義明公の志が、時代や地域を越えて多くの方の心に息づいていることを改めて実感いたしました。

    皆さまから託された想いを胸にこれから本格的に850年遠諱へと向けた取り組みを進めてまいります。

    リターンは11月中の発送を予定しております。
    また、満昌寺へとお越しいただくリターンは義明坐像が戻られた後に開催いたします。日程調整等改めてご案内申し上げます。

    どうぞ引き続き、温かいご支援・ご声援を賜りますようお願いいたします。

    — 満昌寺一同 —

    NHK首都圏ニュース(9/22.18:30) 出演
    2025/09/22 16:07:16
    NHK首都圏ニュース(9/22.18:30) 出演
    このたび、NHK首都圏ネットワーク内「わがまちスター」のコーナーで、当山副住職所属バンド のforblue をご紹介いただけることになりました。

    満昌寺についても取材していただけました。

    本日(9/22)18:10〜19:00の放送内で、18:30頃から5〜6分の予定です。

    ※ニュースの内容により変更・延期になる場合があります
    📱放送後1週間、または首都圏以外でも「NHKプラス」にてアーカイブでもご覧いただけます!

    ぜひご覧ください!

    三浦一族研究会学習講座「三浦大介義明公 菩提寺 満昌寺」を行いました
    2025/09/17 14:14:18
    三浦一族研究会学習講座「三浦大介義明公 菩提寺 満昌寺」を行いました
    9/16日、三浦一族研究会学習講座にて、住職宗寛による講演、山城ガールむつみさんと副住職を交えたトークセッションを行わせていただきました。

    満昌寺の歴史や伝承、また、トークセッションでは、満昌寺をはじめとした三浦一族ゆかりの寺社、史跡などを紹介しながら、三浦一族にまつわるお話をさせていただきました。

    ご参加くださいました皆さまに御礼申し上げますと共に、本日のご縁がこれからの学びやつながりへと広がっていきますよう願っております。

    廊下の床の張り替えをしております。
    2025/09/10 11:03:33
    廊下の床の張り替えをしております。
    ただいま、三浦大介義明公八百五十年遠諱の準備の一環として、本堂~廊下の床張り替え工事を行っております。

    これまで剥がれや軋み、抜け落ちそうな箇所が多く、ご参拝の皆さまにご不便をおかけしておりました。
    今回の工事により、今後はより安全に歩行いただけるよう整備いたします。

    義明忌(845年忌)
    2025/08/27 16:56:45
    義明忌(845年忌)
    本日、8月27日は三浦大介義明公の845回目の命日 (1180年戦没) でございました。
    暑い中ではありましたが、遠方からもお見えになられた三浦家末裔の皆様や縁のある皆様方と共に御霊神社及び墓前にて法要を行いました。
    皆様と共に義明公を想う時間は、和やかでとても良いご供養の時間となりました。
    また終了後は、寺書院にて茶話会を行い、色々な義明公のお話を皆様と共にさせていただきました。
    ※来年以降もご自由に参加可能な行事です。ご興味のあります方は是非ご参加下さい。

    本堂幕 新調のお知らせ
    2025/07/24 17:05:19
    本堂幕 新調のお知らせ
    本日、三浦大介義明公850年遠諱の準備の一環として、長年使用してまいりました本堂幕を新調いたしました。
    いつもお世話になっております、京都・森嶋法衣店様に製作をお願いし、三浦家の家紋がしっかりと入った荘厳な幕が無事に整いましたことをご報告申し上げます。

    引き続き、三浦大介義明公850年遠諱に向けての準備を一生懸命進めてまいります。
    どうぞ温かくお見守りいただけましたら幸いです。

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出品者のプロフィール

臨済宗 建長寺派  義明山 満昌寺

臨済宗 建長寺派 義明山 満昌寺

満昌寺は、1194年(建久5年)、源頼朝によって建立された寺院です。鎌倉幕府の礎を築いた老将・三浦大介義明(よしあき)の菩提を弔うために創建され、義明を開基としています。 義明は、後三年の役において八幡太郎義家に従い武名を高めた三浦義継の子であり、治承4年(1180)、源頼朝が平家討伐のため挙兵した際には源氏方として参戦しました。同年8月27日、平家方の攻撃を受け、衣笠の地にて89歳で戦死しました。 満昌寺は義明の追善のために建てられ、その守護神として義明の像が境内の御霊神社に祀られています。坐像は寄木造り、玉眼を嵌め、衣冠束帯の姿をとっています。長い顎ひげをたくわえたその表情には老将の気迫が宿り、張った両肩と豊かな体躯は、迫力ある造形となっています。像高はほぼ等身大の97.5センチで、優れた仏師の手による鎌倉時代後期の優作とされています。
リターン
奉加証明書(手紙) + 宝物殿(御霊神社)拝観券2枚
¥3,000 (税込・送料込)
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ご提供予定時期:終了後
奉加証明書(手紙) +宝物殿(御霊神社)拝観券2枚 + 限定お守り
¥6,000 (税込・送料込)
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ご提供予定時期:終了後
奉加証明書(手紙)+限定お守り+限定御朱印+住職副住職と共に三浦氏縁の地周遊(抹茶付き)
¥30,000 (税込)
残り 19
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ご提供予定時期:2026年3月以降(義明坐像の修復後)
FAQ・ヘルプ

リターン一覧

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    販売事業者名
    宗教法人 満昌寺

    販売事業者所在地
    238-0024 神奈川県横須賀市大矢部1-5-10

    代表者または運営統括責任者
    永井宗寛

    代表者または運営統括責任者(フリガナ)
    ナガイムネヒロ

    連絡先/ホームページ
    https://manshoji.com/

    連絡先/電子メール
    manshouji@nifty.com

    連絡先/TEL
    046-836-2317

    販売価格帯
    ※各プロジェクトページの「リワード代金」をご覧ください。価格は税込です。

    商品等の引き渡し時期(日数)・発送方法
    商品の引渡し時期またはサービスの提供時期は、各プロジェクトページの記載をご確認ください。

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    コンビニ決済

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    本プロジェクトは実行確約型です。
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